一夜の。
冷たい目で
俺のことを見る。
けど、あまりに俺が必死だからか
有馬ちゃんはぷっと吹き出して笑った。
「冗談です。けど 次 昨日みたいな事したら
本当に怒りますから。」
有馬ちゃんは俺のデスク上に山積みになった書類を半分に分けた。
「手伝ってくれるの?」
「えぇ、秘書は社長が困った事がありましたら補佐しながら支えていくものです。」
あーあ。
俺完全に有馬ちゃんにハマっちゃったな。
俺はゲームなんて思った事なんてないんだから。