一夜の。
「有馬ちゃん。車取ってくるからちょっと待ってて。」
俺は私用の車を駐車場に取りに向かう。
会社の入口で待ってて貰うのだが
本当に有馬ちゃんとデートが出来るなんて
楽しみで車を取りに向かう足が自然と小走りになる。
車に乗り すぐさま会社の正面玄関へ引き返す。
「あれ?有馬ちゃん?」
有馬ちゃんが誰かとしゃべっている。
見たことのない男だ。
高いスーツを着ていて 身長も高く。
友達という雰囲気でも無さそうだ。
嫌な予感がする。
俺は車を降り 有馬ちゃんの元へ向かう。