愛しかた
味のしない食事。無駄なカロリー摂取。

早々に席を立とうとしたらパパが食事を終え、仕事へ行く為席を立ち、ママが後を追う。

タイミングを逃した。

私達が小さい頃、ママがパパを毎朝玄関まで見送ることを綺星ちゃんは目をキラキラさせながら見ていた。
綺星ちゃんはママに憧れて、自分もあんな風になりたいと言っていた。

その時と同じ目を今もしている。
きっと、想像しているんだ。京真さんを毎朝見送る自分の姿を。

叶えば良いんだけど。


そもそも末っ子って言うのは自由きままな性格所有者じゃないのか?

そんなデータどこかに無かった?

他人へならまだしも、何故こんなに『家族』に気を遣わなければならないのか。

お節介なのか、なんなのか。

よく胃に穴が開かないものだと自分を尊敬しちゃう。
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