輝赤精マヤ
精なる者
「輝赤精というのは神話にも出てくる妖精のこと」


「僕たちはそれに仕えていた戦士だよ」


「輝赤精は炎の戦士だったというわ」


「そして他にも水、光、植物、暗黒、電撃の戦士がいたんだ」


「それならリマはどれなの?」


「私はどれでもないの」


「どういうこと?」


「私は天声の戦士、紫精(しせい)よ。
でも紫精になれたのは私と先代だけ」


「そのうちわかるよ」
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