【完】触れたいのはキミの鼓動
そんな光景を目の当たりにして、俺は不覚にもイライラした。


つーか。
勘弁してくれ。

俺は女を振り回すのは好きだが、振り回されるのは性分に合わねぇんだよ。



期末の準備だと言って、テスト範囲のヒントを教えてやりながらも、俺の視線は神谷に釘付けだ。




ちっ。
ガラでもねぇな。

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