【完】触れたいのはキミの鼓動

抱き留めた腕


勢い良く校門から飛び出していった神谷を見掛けて、気が気じゃなかった。



なんで、そんなに一人で背負い込むんだよ。
一人で泣いて、傷付くんだよ。



俺なら、絶対にそんな想いさせやしねぇ。



ずっとずっとそう言ってるのに。
神谷はそれでも須賀が好きだと言う。
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