純愛のコーラスを響かせて。
3校時目。




「じゃあ、早速皆で歌ってみようか!指揮お願い!伴奏は聴いていてくれるといいな」
「了解」
「はい、指揮やりまーす」




俺は前に出て、指揮台に乗る。
知香も前で歌を聴く事になった。




指揮の手を振り上げ、合唱を始めた。




「Hu_______…」




うん。
初めての割には上手くいっている。




ただ、やっぱり歌詞を未だ覚えられていなかったり、課題はありそうだなー…。




「La_______…。」




取り敢えず1回歌い終わった。




「大久保さん、どうだった?」
「あー、うん…」




浮かない顔をする知香。
そんなに悪かったかな…?




「うん…結構良かったよ!課題としては_______…」




微笑みながら話し始める知香。
でも、俺には分かった。




知香、何か苦しみを隠してるな。
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