大学生になりたい


家に帰ってから



おかあさんが用意してくれてた晩御飯を

おとうさん

おかあさん

おにいちゃん

おとうと

わたし


家族5人で食べる




「あのね」


食卓で自分から声を出すことは少ないわたしだが



「志望校が決まらなくて…」



今日は思いきって相談する




「チナミもおにいちゃんと同じ大学に行けばいいじゃない」


実家から通える大学を勧めるのはおかあさん


「チナミは俺より頭良いんだしもっと良いとこいったほうがいい

俺の大学まじクズしかおらんから」


それを反対するのはおにいちゃん


「チナミもおとうさんと一緒に教壇たってみるか?」


「チナミせんせー!」


教員勧めるのはおとうさんとおとうと




おにいちゃんの大学はたしかに


わたしの学力だったら余裕で入れる



だけどおにいちゃんみたいに講義を真面目に受けずにサボる人がたくさんいる



そんな環境下で頑張れるだろうか



おとうさんとおとうとが勧めてくれた教員



自分の進路も自分で決めることができないわたしが



生徒を正しい道へ導くことができるのだろうか



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