【完】☆真実の“愛”―見つけた、愛―1
「……勝負ってこと?」
何故、そこでピアノが出てきたのか聞きたいところだが、彼女たちは自分の発言の可笑しさに気づいておらず。
おまけに完全に私の親が誰かを知らない彼女たちは、血走った目でこちらを見てくる。
「そうよ。あなたにはできないでしょうけどね!」
どこまでも、自分の身の上を自慢したいらしい彼女たち。
(こんな厚化粧に好かれるなんて、あのスケコマシも意外と大変なんだな……)
私が男だったら、絶対に御免被りたい状況である。
「聞いてるの!?」
ギャンギャン、煩いなぁ……