【完】☆真実の“愛”―見つけた、愛―1
「草志」
何年、経っただろう。
ぼんやりと、終わりの来ない人生を過ごしていると、仲間の一人である朱鷺が話しかけてきた。
「なんだ?」
国を見渡す、俺らが話すことなどあまりない。
それぞれが気ままに生きているから。
その中で、朱鷺は夕蘭と仲が良かったから、夕蘭のことを気にしていた。
草志が見なくなった今でも、夕蘭のあとを追っていたんだ。
「……が………だ」
「は?」
何言っているのか、全く聞こえない。
聞き返せば、彼は悲しそうに顔を歪めて。