【完】恋愛モノポリスト
第1章「正しくは、忠義心」

ゼロの想い


「なーな。好きだよ」

「はぁ?ばっかじゃないの?」

この一言の会話から、俺達の1日はスタートします。


俺、沢木凌太(さわきりょうた)は、青春真っ盛り。
いつもつれない幼馴染の、ななこと柴谷菜々香(しばたにななか)に恋して10数年。
今日もめげずに想いの丈をぶつけてます。

「りょーたの"好き"は信用出来ない」

ね?
ほら、今日もななは冷たい。

「えー?なんで?」

「だから、軽いんだってば!このチャラ男が!」

…別にチャラ男になってなんかないのに。
意地っ張りな彼女は俺が「好き」だと言うと、真っ赤になって全否定。
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