【完】恋愛モノポリスト

熱を帯びた口唇の端


結局、午前中の授業をサボってしまった私は、綾乃にメールで事情を掻い摘んで送って、午後からりょーたと一緒に登校する事にした。
最初は、綾乃たちにからかわれるのが嫌だから、絶対に一緒には行かないと騒いでいた私だけれど。


「でも…ななの体心配だし、それに…こうでもしないと一緒の時間取れないし…」


と、しゅんとするりょーたには勝てなかった。


…で。
今、その登校途中なんだけども。

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