病院は苦手なんです!


《当たり前だろ……それじゃまた後で!》


PHSを切ると、俺は探してくれていた人達に見つかったと報告をする。


皆、「良かった」と言ってくれた。


俺は、何が起こっても良いように…準備をして、ひなが来るのを待った。


コンコンとノックの音が聞こえ、ひなをお姫様抱っこをした竜也が入ってきた。


「ひな!!」
座っていた椅子を行き良いよく立つ。


竜也はひなを椅子に下ろして、そっと…診察室から出て二人っきりになった。


「夏樹先生ヒックごめんヒックなさい…」
目から沢山の涙が溢れ零れていく。

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