道の隙間を見つけて〔詩〕
立ち止まる
欠伸が出てしまうくらい
真っ直ぐで長い道を
ひとりっきりで歩いていた
緑からピンクへ
そして気付くとまた緑
もたもたしてる私なんて
お構いなしの風景
もっと自由になれると
思ってたんだ
好きなことを好きと言えると
思ってたんだ
叫べばその分返してくれると‥
立ち止まり
目を伏せて座り込む
鈍色(にびいろ)の影が
追いかけてきた時
その影を
偽りのない心で
抱きしめられる日が
いつか
来るのだろうか