DJ
夏休み

放課後

「誰んち集合する?」
高校最後の夏休み。ホームルームも終わり期待は始まったばかりの夏休み。真っ先にアツシが俺の所に寄って来てテンション高めに話しかけて来た。
「んじゃ俺んち来る?」
そう答えるとアツシはにっこりしながら親指を立ててオーケーのサインを出すと足早に教室を立ち去ろうとする。
「ちょっ待てよ。」
と俺がキムタクの物まねをする芸人風に呼び止めるとすぐに振り向いた。
「で、なにするんだよ。」
そう聞くとしばらく俺を見つめ答えが返って来た。
「どんだけ〜〜〜〜。」
と今流行りのおかまちゃんのフレーズを言い終わる前に足早に立ち去っていった。
ってか意味解んないー。ってかテンション高過ぎ!
って思って周りを見渡すとそうでもなかった。
みんな夏休みの話で盛り上がってて俺らの話なんか聞いちゃいない。
みんなテンション高ーい!!んじゃ俺もって事で夏満喫モードON。
「どんだけ〜〜〜」
と叫びながらアツシのあとに続く。

さてどうなることやら。。
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