幸せになれるの?
「ああ、別に気にしてないから。」
「そうなのか!?」
貴紀は驚いた顔。
「うん。 貴紀とはうまくいってなかったでしょ?だから別れようって考えてたよ。
貴紀と伽耶がどうなろうと私には関係ないもん。」
「別れる…?」
「うん。 貴紀、別れて。」
「…つまり、俺は嵌められたって訳か?」
貴紀は苦い顔をした。
嵌められた? 何言ってんだか。 自分が伽耶が眠る布団に入って行ったくせに。
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