幸せになれるの?
土曜日には、一樹からラインでデートの待ち合わせ場所を指示された。
一樹、私とデートって本気なんだ…。 
私は美菜に電話をした。
「光子? どうしたの?」
「もしかしてデート中? ごめん。」
「ううん。 もう少しで家出るとこだったけど、大丈夫だよ。 何かあった?」
「一樹が、明日デートしようって。」
「え? 伽耶とは何もなかったの?
良かったじゃない。」
「よくわかんなくて…。」
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