その恋、記憶にございませんっ!
そのあと、慎吾が唯とともにコンビニに入ると、
「もう、唯。
おそ……っ」
と言いかけた唯の友人は、こちらを見て止まり、
「……許す、唯」
と言って、唯の肩を叩いていた。
心の広い友人だな。
なんだかわからないが、すぐさま許すとは、と思っていると、唯が自分を振り向き、小声で、
「ありがとうございます、慎吾課長」
と言ってきた。
よくわからないが、唯に感謝されて、ちょっと嬉しかった。