愛され任務発令中!~強引副社長と溺甘オフィス~
不思議と前向きな気持ちになれた。それはきっと、彼のおかげ――。

チラッと運転に集中する彼を盗み見してしまう。

凛とした横顔はやっぱりかっこよくて、惚れ惚れしてしまうほど。


どうしよう、私……副社長にとって恋愛対象じゃない、報われない恋に傷つくだけとわかっていても、気持ちを抑えることはできないかもしれない。


芽生えた小さな独占欲と、今こんなにもドキドキしてしまっているのは、たしかに私は彼に惹かれているから。

彼の運転する車に揺られ、会社へと戻っていった。

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