真っ青な薔薇
真菜の様子は…
うわぁ…見てわかるほどの大激怒。
悠香は…おぉ、寝てるのか!?
どこまで天然なんだ…もう天然じゃつうじないぞ…
「ねぇ、千里。」
「…ん?」
驚いた。いきなり来た。これは来た。佑斗はどうなるのだろうか。
「これさっき、佑斗が書いてたって言ったよね?」
「うん」
「佑斗ってスマホ持ってたっけ?」
くそっ、そこを突かれたか!
佑斗は確か…最近人気のスマホゲームでレアが出たって遠回しに自慢してきたな…
「確か持ってるって自慢してきたな…」
話を持ってしまった…悪い癖だ。
「LIMEは?」
「私以外は持ってないんじゃないかな?
友達いないし」
「私に頂戴。今すぐ。」
「ん。今送った。」
「ありがと」
すっげー速さで打ってる。スマホ壊れないのかな…
ラァイム♪
…ラァィム
悠香のスマホと私のに通知。
どれどれ…
うわ酷い。
こんなの実際にやる人がいるなんて…
「とりあえずこれでよしっ♪」
あ、笑ってる…ない!!殺気が素晴らしいことになってる!
これは今日は凄いことになりそう…

「千里ちゃ〜ん、真菜ちゃ~ん?
学校着いたよ?」

「ありがと!」
「ありがとう」

今日も地獄が始まる…
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