君に華………三日間の奇跡…………

忘れないよ、いつまでも。。

「あたしへの楽しかった日々が、遥の邪魔になるなら、あたしなんか忘れて 幸せになってよ。



よく考えたら幽霊だし、大丈夫だよ寂しくない…し」


明るく言う美咲を抱き締めた。


冷たい体に触れてやっぱり生きていないんだと、実感してしまう。


『ぢゃあ、なんで泣いてるの?


忘れたら、悲しいよ。寂しいよ。私が幽霊でも、悲しいよ。


私…………絶対、美咲を忘れない。



忘れないから――――――



だから、泣かないで』



少女達は、抱き締め合い涙を流した。

行き交う人々に、私がどう見えたか分からない。


私にしか、美咲は、見えないんだから。


その夜、部屋に泊まりにきた美咲と、抱き締め合い眠った。
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