私はあなたの恋愛相談相手~この思いを胸に秘めて~
「…確かにそうかもしんないけど。鞠子先輩だっていい気はしないでしょ?馨は、そういうとこ気を付けないとまた別れちゃうからね」
ペシッと、軽く馨の頭を叩き、少し距離をとる。
呆れたような視線を向けると、
「…ん。確かに、結茉の言うとおりか。鞠子先輩に勘違いされるのは、困る」
納得したようにソッと、私から離れた。
「でしょ!?わかったら、サッサと自分の席に戻る!もうチャイムなるよ?」
正直、そろそろ普通に接するのがキツくて、私は自分の席につき、馨から視線を外す。
「おう。てか、昼、学食で奢るから!相談のってくれたお礼」
「やったー!ふふ。楽しみ」
ちゃっかり、1番高い学食選んでやる。
心の中で、ほくそ笑む。
…それくらい許されるでょ?
それがせめてもの彼に対する反発なのだから。