色のない世界
第1章

転校生


〜光桜side〜

リリリリリリリリッ、ガチャンッ

ふあ、と小さく欠伸を零す。
外からはチュンチュンと小鳥の声。
ベッドには窓からの日差しが入り込んでいて、少し眩しいくらいだ。その眩しさに目を細めた。

『また1日が始まった』

そしてポツリと呟いた。
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