色のない世界
桐梧「それで、なんで光桜がここに?」

煌「言ったろ?今日転校生が来るって」

桐梧「え、転校生って光桜だったのか!?」

煌「おう」

桐梧「それならそーと言えよ!」

煌「転校生は光桜だぞ」

桐梧「今更おせぇよ!!」

『あははっ、何2人でやってんの』

2人のやり取りにくすくすと笑う。

桐梧「光桜に笑われたじゃねーか!煌が変なこと言うから!」

煌「俺のせいかよ!?」

『ちょ、ふふっ、あははっ』

ほんと面白いなぁ、2人。変わらない。

『あ、ねぇ。もうチャイム鳴るくない?大丈夫?』

桐梧「あっ、やっべ!煌何の用だよ、時間ないから早く!」

煌「あぁ、光桜お前のクラスだから道案内とか諸々宜しくな☆」

バチンッとウインク。イケメンだから似合うけど。
なんか、うん(真顔)

桐梧「だからそーゆーことは早く言え!光桜、ほら行くぞ!」

『あ、うん』

煌「じゃーなー、楽しんでこいよ〜」

ひらひらと手を振り送り出してくれた。
そして私と桐梧は急いで教室に向かった。
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