色のない世界
«じゃ!流れに乗って、紅蓮の紹介です!»

全国No.2【紅蓮】

夢咲 怜夜-ゆめさき れいや-
紅蓮総長
黒髪に赤のメッシュ
クールで俺様

轟 誠也-とどろき せいや-
紅蓮副総長
轟財閥のおぼっちゃま
黒髪に青のメッシュ
爽やか系王子様

浜梨 景-はまなし けい-
紅蓮幹部兼ハッカー
ハッカーの実力は世界No.9
黒髪に緑のメッシュ
常に敬語の腹黒様

佐々木 裕斗-ささき ゆうと-
紅蓮幹部
黒髪に黄のメッシュ
関西弁の五月蝿い馬鹿

坂井 響-さかい ひびき-
紅蓮幹部
黒髪に桃のメッシュ
お菓子大好き可愛い系

桃園 愛莉-ももぞの あいり-
紅蓮姫
茶髪のセミロング
パンダメイクにきつい香水を付けているぶりっ子

«以上です!では、続きをお楽しみ下さい!»

怜夜「お前は?」

『……柊光桜』

怜夜「光桜か。景」

景「分かってます」

カタカタカタカタッと高速でパソコンを打つ音が聞こえてきた。どうせ調べてるんだろうな。
ま、私がロック掛けてるんだから分かるわけない。

景「………………」

裕斗「なんや景にしては遅いなぁ!」

誠也「どうしたの、景。手伝おうか?」

景「……いえ、大丈夫です」

カタカタカタカタカタッ

パソコンのキーを叩く音が続く。

諦めればいいのに。どうせ無理なのにさ。
すると、パタンとパソコンを閉じる音。

怜夜「どうだった」

景「それが、厳重にロックが掛かっていて……」

響「え!解けなかったの!?」

景「……はい」

シーンとなる屋上。そして皆が私を見る。

『……何よ』

怜夜「何故そんな厳重なロックが掛かっている?」

『なんで教えなくちゃいけないわけ?』

景「気になるからです」

『教えない』

怜夜「……柊光桜、命令する。俺ら紅蓮の姫にn

『結構です』

は?」

『だから、結構ですって言ってるでしょ。姫なんて面倒くさい』

紅蓮「…………」

『もういい?私帰る』

そう言ってるのにまだ腕を離してくれない。

怜夜「お前が姫になると言うまで離さない」

『なら無理矢理取るまで』

そう言って素早く相手の腕を掴み、背負い投げをした。

怜夜「うっ!?」

すると、俺様は呻き声を上げて、地面に倒れた。勿論腕は離れている。

『じゃーね』

ひらひらと手を振って屋上を後にした。
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