ある夜の出来事

「え、いい人?なんでですか??」




尚も私は理解できずにいた。




そりゃあ、本人を前にしてこんなこと言うのは恥ずかしいけどさ…。



でも、全部ホントのこと。





「綾部さんは、俺がここにいるから、そう言ってくれてるんじゃないですか。」





あれ、信じてくれてない?




「ううん、違いますよ。さっき、ホントって言ったじゃないですか。」




「いやいや、その気持ちは嬉しいんすけど…」




なんで?まだ信じてくれない。





ヤバい。なんか、イライラしてきたかも…。






「だから、ホントなんですってば!私はあなたが好きなんです!!」




気がついたら。



私は、机にドンっと手で音をたてて。



大声で、



大告白をしてしまっていた。
< 26 / 26 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop