last summer
「ずっと快晴くんのことが好きだったの!」
言え…た…
ずっと…ずーっと心の中で秘めていた思いを…
計画では上目遣いだったんだけど
結果は下を向いてしまって
両手を握りしめている。
告白ってこんなに体力使うんだー…
ちょっとびっくりした快晴くんは
紗香の方に寄ってくる。
「…っ!?///」
快晴くんが紗香の頭を撫でてくれてる…///
「ごめんな…俺風香のことしか
…考えられない。紗香も大切だ。」
そこで紗香の髪の毛から手を離す。
「でもな、風香は俺の太陽なんだ。」
そう言って笑った快晴くんは
今までで1番輝いて見えた。
例え雨が降っててもその輝きは消えないんだ…
あれ…何でだろうね…
ペタンと砂浜に座り込んでしまった。
あ、分かった♪
快晴くんは紗香の生きる為の輝きを奪ったんだ♪
「そっか…ずっと思っていたのに…紗香。」
波と雨に負けない大声で叫んだ。
だってこれで最後だもん…
最後はとびっきりの笑顔で…
「じゃあねっ♪」