逆らえない友達
あたしって、なんて単純で馬鹿なのだろう...?


「分かったよ…。何処かに埋めてくれば良いのでしょう?」


「そうよ。バレないようにね」


ソエは何故こんなにも余裕綽々なのだろうか?


あたしは渋々犬の死体を布で包(くる)み、公園の奥の藪へと向かった。


藪を暫く進んで、わりかし土が柔らかそうなところを見極めて、手でほぐした。


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