ただ、君の隣にいたいだけ。

向き合う強さ


「よぉ…」




「ちょっ…叶っ」




勝手に部屋を開けるなんて、強引。




追い出そうとすると、立ちくらみがした。




「大丈夫か?」




「…っ触らないで!」




咄嗟に出た自分の言葉に自分でもびっくりした。




叶ちゃんに、そんな事これっぽっちも思ってないの、でも一瞬…




あの日の男の人に掴まれた感覚がした。





「…ぁっちが」




「真白、聞け。」




ベッドに座らせてその隣に叶ちゃんが座る。
< 108 / 165 >

この作品をシェア

pagetop