ただ、君の隣にいたいだけ。

ガタっ…。





「「……」」





その音に2人ともしばらく無言。



な、なに?今の音。





「風…か?」




「かなぁ…」




「あっ…つーかもう授業終わってんじゃねーかよ!!デート行くぞ!」





デート!?!




やった!1限目しか頑張ってないけど!



いや真白にしたら頑張ったよ!




急いでカバンを取りに行き、学校をでた





だから、気づかなかった。




だけど、気付かないふりをした。




デートが楽しくて、幸せで、あの音を深く考えることは無かった……。
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