散歩道
えっ!?えっ!?
えーーーーー!!!!
待って!!
せんさんと私が?
遊んだ?いつ!?


『うそ〜?!麻里なんで黙ってたのさ!?』

『えっ…と…。えっ?ん?』

理解できないんですけど。
せんさんと遊んだ覚えないけど。

『もしかして麻里ちゃん…覚えてない…?』
せんさんが寂しそうに言った。

『えっ…と。ん?遊んだことありましたっけ?』

『まぢで覚えてないん?毎日遊んだじゃん!!』

…はい?
毎日ですか?

『麻里〜!!いい加減はいたら?』
奈美が飽き飽きして言った。


いや。
本気でわかんないから。


『せんさん…いつの話してます?それ本当に私ですか?』

『まぢかぁ〜。じゃあ…聡。まぁ君。真ちゃん』

せんさんは、何人かの名前をあげた。

聞いたことあるような…
ないような…


『聡って…皆藤聡ですか?』

『そうそう!!』


皆藤聡。
私の二個上の幼なじみ。
小さいころから一緒で、親同士も仲が良い。


聡となら小学校の頃よく遊んでたけど。


その頃の記憶を懸命に思い出そうとした。


まぁ君…
真ちゃん…


『あっ…あ〜!!!!』


『わかった?わかった?』
せんさんが嬉しそうに聞いた。

『せんって言うからわかんなかったけど…せいちゃん!?…ですか?』




せんさんが笑顔で言った。


『正解♪忘れてたなんてひどいなぁ〜。もう』
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