もう一度逢えたなら



放課後


気づいたら海に来ていた



「凉!!!」


後ろから声がして振り向くと



「…遊」


「おぼえててくれたんだ」


ぱあっと笑顔になる遊


忘れないよそんなすぐ。



それより


誰かに名前を呼ばれるのは久しぶりだな


そんなことを考えると


涙が出そうだった



「…凉?」


はっとして涙が出ないように堪える



人の前で泣いたりなんかしない


「…凉。あ、そうだこれ見て!
さっき拾ったんだ」


そういって遊は綺麗な貝殻を見せてくれる




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