僕の恋人
☆☆☆

「病院へは行かない」


美咲はキッパリとそう言い切った。


その意思の強さは美咲の目を見ればハッキリとわかった。


「なんで?」


ボクは戸惑いながらそう聞いた。


「だって、病院へ行ったら両親に連れ戻されるかもしれない」


美咲の言葉にボクはハッとした。


病院を利用すれば保険証を使う事になる。
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