夜空の星は月とともに瞬く
第3章 ここから出ていけ
円香が入ってきて1ヶ月くらいたった。




その日は、朝からずっと雨の日で。





どこか遠くに雷の音がある。



放課後、忘れ物をしたので学校に取りに戻ってから倉庫へ行った私。




どこかいつもと違う違和感があった。






倉庫につくと、いつもは笑顔を向けてくれる下っ端たちが、心配そうに私を見ている。





幹部室からは、禍々しい殺気が。





覚悟を決め、ドアを開けると、そこにはボロボロの姿の円香がいた。





『どう…したの?』




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