ゆめのかけら
No,3
幼い時のその記憶を

玩具箱からそっと取り出した

君は怪獣のぬいぐるみの形をしていた

君は、強かったね

そして、とても優しかったね

縫い目の小さなほころびは

私がいつか、直すから

待っていて、ね
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