3週間片思い
「さっちゃん、また遅刻?入学してから何回目ー?」

真由香が隣の席から話しかけてくる。

私はせっせと、遅刻の罰である反省文を書いていく。

「7回……だけどさ!私には強い見方がいるから!」

真由香は、私にちょっかいをだしながら

「あー…勉強ね。さっちゃん勉強だけは出来るもんね」

ほっぺたにツンツンしてくるのが鬱陶しくてシャーぺンの芯を思いっきり折る。

「さっきから、鬱陶しいわ!!てか、勉強だけって何!?」


実はこう見えて、これまであった2回のテストは両方とも5位以内に入っているくらい、この学校のなかでは頭がいいほう。


「ま、さっちゃんは家から近いのだけを理由にこの高校選んだもんねー。じゃあ、なんでそんな遅刻が多いのよ」

あんた、最近また増えてるよ。遅刻ギリギリとか。

真由香がシャーペンをいじりながら言う。



私が遅刻してる理由

それはたかちゃんのせい




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