副社長のイジワルな溺愛

「大丈夫だから。お前は何も気にしないで、俺のことだけ考えてろ」
「はい」

 副社長のことなら、恋を自覚してからというもの四六時中考えている。
 夢にも出て来てくれたらいいなと願ったことだってあるし、今日まで会えなかった四日間が、永遠に続くようで寂しかった。


「どこでもいいなら、本屋さんに行きたいです。新しい小説を探したいなぁって思ってて」
「いいよ。あとは、この前話した映画も観に行こう」
「はい!」

 楽しみだなぁ。
 副社長とデート、しかも書店に行ける上に、映画鑑賞付きなんて最高だ。


「で、もう帰るのが面倒だから、今晩は泊めてもらう」
「えぇっ!!」
「……不満か?」

 小さく首を左右に振って答えるも、突然のお泊り宣言に私の鼓動は急激に速度を上げた。


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