見えない・・心

···蛍


蛍・・

トコトコ・・・
「あっ、おはよう 里々羽(りりは)
自分で起きれたの?偉いね。」
「うん、ママっ、はよ。」

そうあのときに
お腹にいた子が
この子・・里々羽。

里々羽は、お腹にいるときから
手のかからない子で
ママ思いの子だった。

デザイン事務所の方々に
迷惑や心配をかけたけど
里々羽をとても可愛がってくれていた。

そして・・・

ガチャ・・と、ドアが開いて
「あっ、パパ!!」
と、里々羽が飛び付くと
「おおっ、里々羽、飛び付いたら
危ないよ。
でも、一人で起きたんだね。」
「うん!!えらい?」
「ああ、お利口さん。
    蛍、おはよう」
と、キッチンにいる
蛍を片手で抱き締めて
おでこにチュとする。
「ああっ、里々羽にも、里々羽にも」
「わかった、わかった。」
と、言いながら
里々羽のおでこにも
チュとした。
「さあ、里々羽、顔を洗っておいで」
と、里々羽を下に下ろして
蛍を両手で抱き締めながら
「蛍、真っ赤だよ。
もっと、したいけど続きは夜ね。」
と、言うから
「もう、朝から。」
と、言いながら、お返しとばかりに
「おはよう、理人」
と、理人の唇にチュとした。

すると・・

理人から、濃厚なキスをお返しをされて
またまた、真っ赤に・・・

理人は、くすくす笑いながら
洗面所に行った。

まったく、絶体に勝てない・・・
惚れた弱みだなぁ
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