12時の鐘で消えた王子様







「じゃあ、じゃんけんでまけたほうがかってくるか。」




「いいよ、まける気ないもん!」




思えばその頃からレンはじゃんけん弱かったっけ。




「うわぁー!まけたー!」




レンの叫び声が海に響いた。




「まってるね!」




そう言ったものの、待つことはあまり好きではなかった。






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