甘きゅん恋愛のすすめ
あたしは、NOとは言えない人間だ。
「小森さん、これお願いしていい?」
掃除中、教室をほうきで掃いていたあたしに、クラスメイトの女の子が話しかけてきた。
「これって……?」
「今日の授業で使った資料とか本を図書館に返しにいかないといけないんだけど。あたしこれから用事あるからさ」
あ、つまりはあたしが持っていかないといけないってことか……。
「……あ、うん。わかった。持って行っとくよ」
「本当?ありがとうー!」