真夏のプール




「って事で、今度は涼夏からご褒美のチューして?」



そう言いながら目を閉じて唇をちょっと突き出す真海。




あぁ、こんなのズルいよ。


好きが止まらないじゃん。




「ねぇ、真海」


「ん?」




目をつぶったままそう返事をする君が愛おしい。



私なんかを好きになってくれて、ありがとう。





「大好き」





私はそう言って彼にキスをした。




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