やりなおしちゃってもいいんですか?

若さ故?!

高校1年の時同じクラスになった浩二はクラスの中心人物だった。

身長180㎝で顔が小さく、形の良い逆三角形の輪郭に

バランス良く配置されたパーツ。

そしてさらさらで流れるよな髪の毛・・・モテないわけがない。

実際、浩二はモテモテだった。

同学年の女子はもちろん、上級生までもが浩二に告白しているのを何度か目撃した。

そんな浩二とは2学期に入ってすぐに行った席替えで隣同士になったことがきっかけで

話をするようになった。

かっこ良過ぎて私には遠い存在に感じていたが、実際に話しをしてみると、とても気さくで話しやすかった。

でも、こういうイケメンは鑑賞用で十分だとおもっていた私はそれで満足していたが、

話をする機会が増える事で彼の事が好きになってしまうのは必然だった。

でもこの恋が叶わぬ物だということも重々わかっていた。

だから好きだけど見ているだけでいい。

たまに話ができれえばそれだけで私には十分だった。

だが、人生初の奇跡が起こったのだ。

< 6 / 161 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop