思い出はまだ、温かい
5ヶ月
『お願い…離れて行かないで』

伸ばした手が掴んだのは、人の手
じゃない。温もりなんて微塵もない目覚まし時計。


「……はぁ。またあの夢」
ここ最近毎日見る。あの夢を。


「もう5ヵ月も経つのに」
制服のリボンを結びながらカレンダーを片目に呟いた。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop