いじめっ子には愛の鉄槌を
ここでもし、あたしが二人の子供だとバレたら、みんなの態度は一変するのだろうか。
背中を冷や汗が伝う。
そんなあたしを助けてくれたのは、やっぱり淳太君だった。
「藤井、困っていますよ」
彼は資料をぽいっと机に投げながらみんなに言う。
それで先輩たちは、気まずい顔で口を噤んでしまう。
だけど、これ以上淳太君に助けてもらうのが嫌で、また貸しを作ってしまいそうで、あたしは先輩たちに告げていた。