好きになった人は吸血鬼でした。ーさくらの血契1ー【完】
「………?」
「ん? 白(はく)。真紅には話したのか?」
呆ける架と、若干復活した黒藤が言った。
白桜は驚いたように目を見開いている。
「何言ってんの? 真紅ちゃん。白桜さんは――
「架、いい。すごいな、真紅は。言い当てられたのは初めてだよ」
「言い当て、て……白桜さん?」
「架、真紅。一族や周囲にも俺は男として認識されているから、絶対に口外しないでほしんだが……いいか?」
「……本当に?」
架は白桜の言葉に、まだ疑問符を浮かべている。