捨てられた町
良の拳は田村の頬を辺り、田村はその場に倒れ込んでいたのだ。


僕は茫然としてその光景を見つめていた。


「死ぬなんて簡単に言うな!!」


優弥がそう怒鳴り、田村の仲間へ向かって殴りかかる。


浩は雄たけびを上げながらがむしゃらに拳を突き出している。


それからはもう、めちゃくちゃだった。


誰が誰だかわからなくなるほどの大乱闘が始まってしまったのだった。


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