必然的な運命
けど、彼は0か100かの思考なのだろうか。

夕食を終えソファーでくつろいでいるのだが、私の座っている真後ろに千秋。

腕を腰に絡め、まるで抱きしめられている状態。

私の右肩に千秋の顔があって、話す度に吐息が耳にかかって、そこに全ての神経が集中しているかのように熱い。

「ねぇ 近くない?」

「そうか?」

「私は抱き枕じゃないんだけど?」

「抱き枕にしては抱き心地はまあまあだな?」
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