必然的な運命
少し遅めの昼食になったが軽く済ませ、目的の場所へ向った。

私の働いている会社から二駅の所で降り、手紙の住所を頼りに歩いて行く。

どうせなら電話番号くらい書いてくれていたら良かったかのに。

そういう所は詰めが甘いんだから。

ブツブツ小言を言いながらもようやく着いたマンションに愕然とした。

「な、……デカッ!」

目の前にある光景は高々とそびえ立つ高層マンション。

確かにここら辺は高級住宅街って聞いた事があるけども…
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