【短】お前に首ったけ
翠は、なんだかんだと俺のお願いを聞いてくれる。
今だって小首を傾げて、
「ん?」
と促すと、
「こ、今回だけだからね!」
と、ぷいっと向こうを向いてしまった。
横顔が、少し赤くなってて、くすりと笑ってしまう。
だってその仕草が、可愛いな、と俺は思ってるから。
…それ、本人に言ったら殴られそうだけど。
最初の印象こそあまり良くなかったけども、翠は凄い努力家で、真っ直ぐで、それでもって純粋だ。
俺は、それを知った途端、忽ちこいつを好きになった。
だからこそ、No.1の座は渡す事が出来ない。
渡してしまったら、それで俺に興味を失くされるんじゃないかと、そう…思っているから。
それが、とてつもなく怖いから。
「翠、んじゃあ、またあとでな」
ぽん、と頭に手をやると、カッと頬を染めて「やめろー」と騒ぎ立てる翠は本当に可愛らしい。
今だって小首を傾げて、
「ん?」
と促すと、
「こ、今回だけだからね!」
と、ぷいっと向こうを向いてしまった。
横顔が、少し赤くなってて、くすりと笑ってしまう。
だってその仕草が、可愛いな、と俺は思ってるから。
…それ、本人に言ったら殴られそうだけど。
最初の印象こそあまり良くなかったけども、翠は凄い努力家で、真っ直ぐで、それでもって純粋だ。
俺は、それを知った途端、忽ちこいつを好きになった。
だからこそ、No.1の座は渡す事が出来ない。
渡してしまったら、それで俺に興味を失くされるんじゃないかと、そう…思っているから。
それが、とてつもなく怖いから。
「翠、んじゃあ、またあとでな」
ぽん、と頭に手をやると、カッと頬を染めて「やめろー」と騒ぎ立てる翠は本当に可愛らしい。