ぶっ飛びプリンセス

リオン様を見送ると…
さらにうっとり顏が増したアイルが居た


「はぁぁ…なんて仲睦まじい会話でしょう。アイルは胸のときめきが治りません！」


両手を胸の前で組んでキラキラした目で見てくる


「リオン様がルナ様を気を遣われ…ルナ様はリオン様を気を遣う…なんて素敵な光景！」

「だから…アイルは大袈裟」

「大袈裟なものですか！大体、リオン様が人前で笑うのだって珍しいんですからね？！ルナ様関連だとリオン様はだいぶ表情豊かですよ？！愛です！愛が満ちてるんですよ？！それを私は今、目の当たりにしたんです！！」


馬の上に居るのに…
アイルの熱が伝わってくる


「…色気のない会話だったのになぁ」


まだ、アイルは熱く語っている
これはしばらく治らないかも…